お知らせ

【ほくとこvol.03】こどもクリエイターの写真、講評発表!

2022.06.23

こんにちは、水の山こども情報局です。

水の山こども情報局第6期がスタートしました!今年もこどもローカルマガジン(通称:コロマガ)北杜市版「ほくとこ」を作るために小学4年生から中学2年生までの総勢12名の小中学生が集まりました。これから約半年かけて、プロのクリエイターから学ぶこどもクリエイター講座、取材、そして記事作りを行います。

写真講座の講評を発表!

先日、6月19日に開催された第二回こどもクリエイター講座では、フィールドワークとして北杜市の三分一湧水公園に出かけました。(第二回こどもクリエイター講座の様子はこちら

北杜市在住のフォトグラファー田中文太郎さん(通称:ぶんぶん)と一緒に、こどもたちは一人一台カメラを持ち、約40分間自由に撮影しました。その時撮った写真のデータをその場で回収して、後日一人ひとりのベストショットをぶんぶんがプロ目線で選定、講評してくれました!

北杜市在住フォトグラファー田中文太郎さん(ぶんぶん)

今回のブログでは、ぶんぶんが選んだ一枚と一言講評を紹介します!それではどうぞ!(順番は特に関係ありません)

ねねさんの作品

【ぶんぶん講評】
この場所からみんな色々な写真を撮っていましたが、空を大きく構図に入れたこの写真からは、気持ちの良い解放感を感じます。カメラを空に向けてあおったのがよかったですね。

ひなたさんの作品

【ぶんぶん講評】
写真に夢中な男の子達3人の後ろ姿を優しく見守っている眼差しを感じます。その場の空気感も写真から感じられます。背景に映り込んでいる風景の色も綺麗です。他にも良い写真がたくさんありました。

あるまさんの作品

【ぶんぶん講評】
コクワガタの雄を見つけましたね。ピントは少しボケてしまいましたが、片手でカメラを構えて撮るのは大変だったでしょう。完璧な写真ではなくても「何を撮りたいか」がはっきりと伝わってくるところがとても好きです。

くうくんの作品

【ぶんぶん講評】
ホタルブクロの花の中に、何かの虫を見つけましたね。大人だと見落としてしまうような小さな生き物を見つけ出すところがさすがです。その調子で自然観察を楽しんで続けて行ってください。

こういちろうくんの作品

【ぶんぶん講評】
ホタルブクロを真下から撮るためにカメラを地面に直置きして、真上に向けて撮っていましたね。この発想はなかったです。常識に囚われない自由な発想が素晴らしく、他にもたくさん良い写真がありました。僕の方がこういちろう君に柔軟な発想を教えられました。

あかりさんの作品

【ぶんぶん講評】
地面と同化して隠れていたトノサマガエルを見つけましたね。自然観察力が素晴らしいです。僕もカエルを探していたのですが見つけられませんでした。貸してあげたカメラのレンズが広角だったので、ズームアップするのが大変だったと思いますが、とてもよく撮れました。(構図は僕の方で少しトリミングさせてもらいました。)

なゆたさんの作品

【ぶんぶん講評】
三分一湧水の水の勢い、力強さがとてもよく伝わってきて、音が聞こえてくるようです。墨汁で描いた抽象絵画のような世界がとても美しいと思います。広く全体を写すのでなく、興味のあるところに思い切り寄ったことで良い作品になりました。

つむぎさんの作品

【ぶんぶん講評】
水に向かって差し伸べた手が、なんだかおとぎ話の一場面のようで「この先どうなるんだろう?」という想像力が働きます。ピントはほとんどボケていますが、それが逆に不思議な空気感を出していてよかったと思います。

じんくんの作品

【ぶんぶん講評】
苔むした岩が一瞬、甲斐駒ヶ岳のような大きな山のようにも見えます。岩の質感に集中した構図も良かったのだと思います。興味あるものにぐっと寄っていく撮影スタイル、これからも続けてください。

ちひろくんの作品

【ぶんぶん講評】
僕が教えたローアングル撮影をうまく活用して、水面ギリギリに寄った写真を撮りましたね。自分が小さな虫やカエルになった気分で、あんなに小さかったせせらぎが、まるで大きな湖のようにも見えます。水面の光の反射もキレイです。

しおりさんの作品

【ぶんぶん講評】
公園内にある石仏をかっこよく撮ってくれました。仏像の質感がよくわかる写真で、この像が過ごしてきた何百年という年月が思い浮かびます。北杜市には「信玄の棒道」という史跡が残っていて、たくさんの石仏を見ることができます。もし興味があったら歩いてみてください。他にも美しい石仏がたくさんありますよ。

みはねさんの作品

【ぶんぶん講評】
自分が小さな小さな虫になった気分になります。普段、何気なく踏みつけて歩いている雑草の茂みも、小さな生き物にとっては広大なジャングルなのでしょうね。手前が薄暗くボケているのに、奥が明るくピントが合っているのもとても良いポイントです。

 

いかがでしたでしょうか??上の写真はすべてこどもたちが撮影したものです(ホントに)。どれも物語を感じるすばらしい写真ですね。ぶんぶんの講評も、プロならではの目の付け所が勉強になります。この経験が取材に活きてくれると嬉しいです!それでは、次回講座もお楽しみに!

【おまけ】ぶんぶんが撮影した三分一湧水の美しい水面と木漏れ日

(会場提供:三分一湧水館
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COLOMAGA project(コロマガプロジェクト)とは地域のこどもたちとプロのクリエイターが一緒になって地元の魅力を伝えるフリーペーパーを作る非営利活動です。この活動を通じて、子どもたちが自分たちの住んでいるまちの魅力を知り、「大人になったときに自慢したくなったり、帰ってきたくなったりするような愛着を抱いてもらいたい」という思いで活動しています。現在参加地域は東京都文京区、静岡県伊豆市、伊豆の国市、沼津市、山梨県北杜市、長野県安曇野市の6地域です。日本全国にこのコミュニティが広がり、地域間の交流ができるようになったら素敵だなと夢描いています。参加地域は随時募集中なので、自分のまちでもやってみたいという方はぜひ、お問い合わせフォームよりご相談ください。

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