お知らせ

【ほくとこvol.04】第7期水の山こども情報局スタート!

2023.06.08

こんにちは!水の山子ども情報局、コーディネーターの篠です!
さあ、今年も水の山こども情報局が始まりました!2018年から始まり今年で第7期。今期も『こどもローカルマガジン(通称:コロマガ)北杜市版 ほくとこ』をこどもクリエイターのみんなと作っていきます。

今期は小学4年生から中学3年生までの総勢16名の小中学生が参加してくれます。

OPENING TACOS PARTY!!NPO法人大志代表の井上さんが振る舞ってくれました。

第一回こどもクリエイター講座開講!

6/4(日)こどもクリエイター講座第一回目が開催されました。この講座では、編集、取材、イラスト、カメラ、文章など雑誌づくりに必要な技術をプロのクリエイターに学び実践する講座です。まずはCOLOMAGA project代表の浅井 由剛さんと伊豆版コロマガ「KURURA」の代表高橋 いづみさんからごあいさつ。「コロマガはさまざまな人が関わってできている」、「地域ならではの魅力を探して伝えること」を語ってもらいました。

こんにちはー!と東京と山梨をオンラインでつないでごあいさつ。

デッサン教室のさなか、メッセージをくれたCOLOMAGA project代表の浅井由剛さん(画面左)。

編集ってなんだ??

ひとりずつ自己紹介をして、さっそく編集講座へ!講師は山梨県の子育て応援誌「chibikko press」の編集者、加賀美吉憲(かがみよしのり)さん。「編集」とは身の回りにあるものを“ある思い・意図”を持って集めて編むことだと教えてくれました。ただ、言葉だけで理解するのは難しいので、もっと具体的に「編集」をイメージできるようにするため、加賀美さんがワークショップを用意してくれました。

編集講座講師の加賀美吉憲さん。

じぶんのお店を“編集”してみる

「コンビニの陳列棚もお客さんの導線を考えて編集されている」(加賀美さん)

巷にあるコンビニは雑誌、ドリンク、お酒、お弁当、惣菜、パン、お菓子、日用品などが並べられていますが、そこにはすべて”商品を買ってもらいたい”という「意図」が込められています。そしてこれも一つの「編集」であると加賀美さんは言います。そこで「自分の好きなものをお店で売るとしたら、どこにどんなものを置く?」と、こどもたちに考えてもらいました。用意されたお店の図面に商品の種類と配列、店名、キャッチフレーズを書き込んでいきます。制限時間は15分。

悩む様子もなくどんどん自分のお店を考えていきます。

15分経過。「発表したいひと〜!」「は〜い!」と即座に手を挙げるTちゃん。「わたしはいろいろな鳥がいるお店を考えました。名前は『TORIICHIBA』です。入り口からきれいな鳥、奥に行くと長生きする鳥やめずらしい鳥がいます。ほかにも昔の鳥の歴史についての本、飼育用品、鳥かごがあります。」

「他には?」「は〜い!」「僕は昆虫が買えるお店で、手前にはヘラクレスオオカブトと…」
「他…?」「は〜い、私は本屋で、入り口は新しい本が置いてあって…」

と、どんどん発表するこどもたち。しかもみんな商品の種類も配列もとてもよく考えられていることに驚き!「編集」というと難しそうに聞こえるけど、身の回りにあることに置き換えて考えるとこんなにもアイデアがすぐに出てくるんだと、目からウロコでした!

先陣を切って発表してくれたTちゃん(右)

Tちゃんが考えたお店、その名も『TORIICHIBA』!しっかりとお客さんの動線に沿って配列が考えられています。

加賀美さんから、商品の配列と雑誌の編集がどう関係しているかも解説してもらいました。

取材チームをつくろう!

ほくとこvol.4のテーマ「芸」にまつわる4か所へ回る取材チーム検討中。

休憩を挟んで、後半は取材チームを作ります。ほくとこvol.4のテーマは『芸』。芸術、芸能、工芸など北杜市の魅力ある『芸』にまつわるモノ・コト・ヒト・トコロの4か所に取材する予定。それぞれにライター、イラストレーター、カメラマンの役割を担うメンバーでチームを組んでいきます。

チームに分かれて作戦会議!

実は、今期はあるチャレンジをしています。それは、各チームごとに「こども編集部」という中学生にチームリーダーを担ってもらうこと。「こども編集部」とは、ほくとこ制作を経験したことのある先輩中学生が記事制作だけでなく冊子の編集にも携わることで、ほくとこをこども主体の冊子にして、永く発行していくための仕組みです。また、「こども編集部」があることで、中学生にとってもさまざまな経験を積むことができて、小学生にも「いずれはこども編集部に!」という目標もできるので、モチベーションアップにもつなげられるはず。という仮説をもとに、今期から導入してみることにしました。

チームリーダーのこども編集部員は、メンバーに資料を見せながら、どんなところに取材に行くのか説明します。

大人スタッフもフォローに入ります。

取材で聞いてみたいことや取材のテーマを一緒に考えます。

中学生たちにとってははじめてのことで少し戸惑い気味でしたが、これまで何度か編集会議をしていたので、取材先の概要説明やインタビューで聞いてみたいこと、そして記事作りに必要な要素などしっかりメンバーに伝えてチームをまとめてくれました。「人は立場を与えると順応する。」と、よく言われますが、思いもよらずリーダーとして立たされた中学生も、ちゃんと順応して役割を全うしている姿に感動!!

次回こどもクリエイター講座はイラスト・カメラ講座

無事にチームと役割も決まり、こどもクリエイター講座第一回目が終了しました!今期はリピーターと新規のこどもがおよそ半数ずつ参加してくれたこともあり、講座が始まる前からお互いにすぐに打ち解けて、終始子どもたちの表情がとても和やかで、良い雰囲気で進めることができました。

参加者のこどもクリエイターのみなさんお疲れさまでした!

次回講座(6/18)はイラストとカメラ実践講座を予定しています。どんな講座になるかお楽しみに!

こども、スタッフ、保護者のみなさんこれから約半年間よろしくお願いします!

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COLOMAGA projectについて

COLOMAGA project(コロマガプロジェクト)とは地域のこどもたちとプロのクリエイターが一緒になって地元の魅力を伝えるフリーペーパーを作る非営利活動です。この活動を通じて、子どもたちが自分たちの住んでいるまちの魅力を知り、「大人になったときに自慢したくなったり、帰ってきたくなったりするような愛着を抱いてもらいたい」という思いで活動しています。現在参加地域は東京都、神奈川県、静岡県、山梨県、長野県、大阪府など16地域です。日本全国にこのコミュニティが広がり、地域間の交流ができるようになったら素敵だなと夢描いています。参加地域は随時募集中なので、自分のまちでもやってみたいという方はコロマガプロジェクト公式サイトのお問い合わせフォームよりご相談ください。

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